<2回目>
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<住宅を買うべき時期はいつか>

住宅を買うべきかどうか迷っている方が多いと思いますが、テレビや新聞、雑誌で  「今は買う時ではない。」 とか、 「いや、今が買い時だ。」 などと意見がまちまちです。両方とも完全な回答ではないようです。
それは、人それぞれの人生設計があり、又人生観があります。従って、ある人には正しいが、ある人には当たらないという事があるのです。
私に言わさせていただければ 「住宅の買い時はその人が必要とする時だ」 ということです。
一般にジャーナリズムが言っている、買い時かそうでないかは、地価や金利の動向、景気、リストラ、賃貸との比較によって決めつけているようです。
しかし、買う理由はそれ以外にも、
  イ)自分の城を持ちたいという思いだとか、
  ロ)庭いじりをしたいという気持ちだとか、 
  ハ)子供が大きくなったので一人一人に部屋が欲しいという理由です。
住宅を最低価格地点で、又金利が最低地点で買うということは一生家を買えないということになります。 
従って、「支払いが本当に可能かどうか」を良くチェックして、必要な時に買うのが良いと思います。住宅を買うということは投資目的ではなく、一生そこに住みつづける予定ということなのです
から。

<ワンポイントアドバイス> 

私が宅建協会の苦情相談委員長をやっていた立場から見ますと、お客さんにも全く不動産業者を信じないし、相手に何もまかせない人もいますが、ほとんどの人が相手を信じ、相手にまかせる人達です。
私から見ますと、人を信じたり、まかせたりするその度合い、いわゆるバランスが重要だと思います。
一番大事なことは、その人が信じられる人かどうかを見抜く力だと思われます。信じられる人だと思ったら、バランスよく相手を信じ、まかせることが必要でしょう。
とに角、信じられる不動産業者を見つけられたら本当に人生での大きなプラスになりますし、住宅を買うときの最も重要な部分をマスターしたことにもなるのです。
これからの社会は自己責任の時代ですから、ますます人を見る目が重要視されます。